イチが我が家に来たのは推定、生後2ヶ月の頃。そろそろイチも生後半年を迎え、去勢手術をする事になりました。
当然、イチは外出に固まってしまい病院では大好きなオヤツも全く受け付けません。
今まで何度か健康診断やワクチンに連れて言ったことはありますが、100%の確率でオシッコとウンチを漏らしてしまいます。
でも決して歯をむき出しなしたり、威嚇したりする事はありませんでた。
な、なのに事件は起こりました!
術前検査で採血も無事終わり、今度はレントゲンを撮るために私は一旦診察室を出ました。
待合室で待っていると、先生が血だらけでイチを抱いてやって来ました。
…そうなんです。
怖さのあまり噛んでしまったのです…。
先生も怖がらだけど固まるタイプなので大丈夫だと思い口輪やカラーをつけなかったのだそう。
確かに私もまさか噛むとは思っておらず、ショックな出来事でした。
当然、イチは愛玩犬として産まれた訳ではありません。
ナツの訓練の先生に以前、ペットとして産まれた子と野犬として産まれた子では遺伝子が違うこと。今まで飼っていた犬とはまた違う対応が必要であると言われた事がありました。
まだ小さいけれど恐怖のあまり人を噛んでは、イチにとって幸せな事はありません。
ちゃんとイチの個性を見極めて、この街で暮らしていくために最低限のルールを教えなくては。と思った事件でした。